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1:13 評価者のバイアスを見分ける

ガイドライン

重要度:5点満点中の3点、実証度:5点満点中の5点Web サイトのユーザビリティを評価する際には、評価者の個人およびグループのバイアスが存在することを認識する。

解説

全ての評価者には、ユーザビリティの問題の数およびタイプを発見することに関してバイアス(偏り)があるようです。ある調査研究によると、4つのテスト・チームが全く同じシステムのタスク遂行テストを実施したところ、少ないチームで4箇所から多いチームは98箇所までの範囲でユーザビリティ上の問題を発見したそうです。そして、各チームにより発見された問題箇所の90%以上は、そのチームだけでしか指摘されませんでした。

もう一つの調査研究では、9つのテスト・チームが全く同じ Web サイトのタスク遂行テストを行ったところ、少なくて10箇所から多くて150箇所の範囲でユーザビリティ上の問題が発見されたという結果が出ています。この調査研究でも、各チームが発見した問題箇所の半分以上が、やはりそのチームだけでしか指摘されなかったそうです。

コンテンツ制作者は、その Web サイトのユーザビリティ上の目的をユーザーテストの被験者および評価者にきちんと伝えなくてはなりません。

ソース(実証となる調査研究)

Hertzum and Jacobsen, 2001; Jacobsen, Hertzum and John, 1998; Molich, et al., 1998; Molich, et al., 1999; Nielsen and Molich, 1990; Nielsen, 1992; Nielsen, 1993; Redish and Dumas, 1993; Selvidge, 2000.

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