このページの先頭です
ここから本文です

JIS(日本工業規格)の概要

まず、JIS(日本工業規格)についてその概要を解説します。おそらく、Webコンテンツの運営や制作に関わる中で、これまでJISを参照するという機会はほとんどなかったと思います。最低限知っておくとよいポイントだけ押さえておいてください。

JISとは?

JISは、第二次大戦後間もなく施行された、工業標準化の促進を目的とする工業標準化法(昭和24年)に基づき制定されるようになった国家規格のことを指します。2003年3月末現在で、9086件の規格がJISとして制定されており、JISマークでご存知の方も多いでしょう。

関連情報

JIS(工業標準化)の意義

JISにより標準化を行うことの意義は、技術文書として国レベルの"規格"を制定し、これを全国的に"統一"又は"単純化"することで、以下のような目的を達成することにあります。

  • 経済・社会活動の利便性の確保(互換性の確保等)
  • 生産の効率化(品種削減を通じての量産化等)
  • 公正性を確保(消費者の利益の確保、取引の単純化等)
  • 技術進歩の促進(新しい知識の創造や新技術の開発・普及の支援等)
  • 安全や健康の保持、環境の保全等

JISで定めた基準をクリアした製品にはJISマークが付与され、消費者は安心して購入できるようになりました。つまり、製品の品質を保証する意味があったわけです。

関連情報

JISの新しい役割

しかし、近年では日本企業の製品・サービスの品質は世界を代表するレベルにまで達しており、JISマークをつけること自体の意義が薄れてきています。そこで、JISはその製品やサービスが高齢者・障害者に配慮していることを消費者に伝えるという新しい役割を担うようになってきました。これは先にも述べた国連における高齢者・障害者への配慮に関する国際的な共通認識(1991年高齢者のための国連原則、1993年障害者の機会均等化に関する標準規則)にも基づいています。日本でも交通バリアフリー法やバリアフリー法などにより、高齢者や障害者の使いやすさに配慮した交通機関や建築物が増えてきていますが、JISにおいても高齢者・障害者等配慮設計指針として身近な製品・サービスに関する規格が登場してきています。

関連情報

JIS 高齢者・障害者等配慮設計指針の例

プリペイドカード

同じ大きさのプリペイドカードでも決まった位置に異なる形状の切り欠きを入れることで、目で確認できなくても指先でカードの種類や向きが分かるようになります。

シャンプーのボトル

同じブランドであれば、シャンプーとリンスのボトルは大きさが同じですが、シャンプーのボトルの横には凹凸をつけることで、目で確認できなくても指先でどちらがシャンプーのボトルなのかが分かります。

このページの先頭へ▲